保険証情報（マイナ保険証）の紐付け誤りに対する総点検において、地方公共団体情報システム機構（J-LIS）データと医療保険データの照会・突合が行われる予定ですが、被用者保険では、住民基本台帳上の情報によることを要件とせず、本人からの届出に基づいて加入者の登録を行っていることから、同一人物であっても住民基本台帳上の情報との不一致が生じる場合があります。

J-LIS照会・突合の結果、不一致の場合は、不一致の内容に応じて資格情報や医療情報の閲覧が一時的に停止される場合があります。
（保険者や事業主において既に確認済のもの、その他確認可能なものは、点検した上で、必要に応じ本人に確認を求め、本人の情報であることが確認できた場合に、閲覧停止を解除）

※過去情報について
過去情報の不一致について本人確認を求めることは、現・旧保険者の事務負担に加え、本人の転居等により他人に送付するリスク、過去の就業歴等が家族・同居人に知られる等のリスクが存在することから、不一致が生じている場合には、医療情報の閲覧停止等が行われます。
（マイナポータル上で、住民基本台帳データとの突合を踏まえた作業により、過去の医療情報等が掲載されていない場合があることが周知される予定です）

※今後のスケジュールについて
2023年11月までに、J-LIS照会・突合を完了させ、不一致の内容を踏まえ情報の閲覧を停止。その後、優先度に応じて段階的に、保険者・事業主で確認を行った上で、必要に応じ、本人確認が行われます。
（全項目一致の場合には、2024年5月以降に資格情報のお知らせ等で通知される見込み）